アニメ、特撮、時々飯テロ的な、adakenのblog

アニメ、ゲーム、特撮、そして飯テロネタ。 地元の浅草のタウン情報も。

    カテゴリ: アニメ

    “駅の前のマルイ”のキャッチフレーズも懐かしい百貨店の丸井が展開するアニメショップ「マルイノアニメ」が、人気Vtuber7人とコラボレーションし、「マルイノアニメ ONLINESHOP」やTwitter公式アカウトのプロモーションを展開することになったそうです。

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    コラボに参加しているVtuberは「YuNi」「かしこまり」「おめがシスターズ:おめがレイ/おめがリオ」「響木アオ」「琴吹ゆめ」「東雲めぐ」の7人。

    7人の横顔はこんな感じ。

    [YuNi]
    “(自称)世界初のバーチャルシンガー”として、 2018年6月にYouTubeで活動開始。
    歌ってみた動画が特徴で、同年10月にはプライベートレーベルyunion.waveを発足し、オリジナルソング「透明声彩」をリリース。iTunesランキング総合3位、エレクトロニック部門1位を記録した。
    2019年4月にリリースしたアルバム「clear / CoLoR」は、iTunesランキング 総合4・5位、エレクトロニック部門1・2位、オリコンデイリーランキング8位など、数多くの音楽配信サービスで上位にランクインした。
    トークや前口上ではなく、歌に真摯に向き合った活動を続け、昭和の歌謡曲、アニソン、ボカロ、洋楽など、幅広いジャンルの楽曲を透明感のある歌声で表現し、バーチャルシンガーの先駆者として業界を牽引している。

    [かしこまり]
    楽しいことが大好きな“ちゃんまり”こと、「かしこまり」。
    歌とお酒が大好きで、飲み生放送ではみんなのお悩みを解決!!
    だけど、ホラーゲームでは絶叫しちゃう乙女な一面も持ち合わせる、ほろ酔い歌姫。

    [おめがシスターズ:おめがレイ/おめがリオ]
    バーチャル双子ユーチューバーの「おめがシスターズ」。
    姉が赤いリボンの「おめがレイ」、妹が青いリボンの「おめがリオ」。
    バーチャルを武器にした個性的な企画のほか、歌動画、ゲーム実況など幅広いジャンルの動画をYouTubeに投稿している。

    [響木アオ]
    アイドルをめざし、「みんなと響きあいたい」を活動コンセプトに2018年2月から活動。
    YouTube動画を中心に、オリジナル楽曲制作やLIVE活動を続けている。
    4月にTSUTAYA三軒茶屋店で「1stライブ〜みんなと響き合いたい〜」を実施し、300名のファンが殺到。
    5月にはTSUTAYA BOOK APARTMENTで「トークライブ〜あなたと語り合いたい〜」を実施し、告知後10分でチケットが完売した。
    さらに8月からは、全国6カ所でのLIVEツアーも開催予定。

    [琴吹ゆめ]
    コスメ、グミ、アイドルなど、かわいいもの好きで、TikTokを中心に活動。
    ちなみにお酒も好きで、特にウイスキーが大好き。
    イベントの出演やInstagram投稿など、ファッションや若者のトレンドにも敏感で、最近の夢は原宿のマスコットになること。

    [東雲めぐ]
    Vtuberとしても活躍する東京の日和丘高等学校に通う2年生。
    自身で作詞作曲を手掛けたり、絵本作家としても活躍するマルチクリエイター。
    コンサートやイベント出演の他、ライブ配信、ラジオ配信、ゲーム実況など、さまざまなことにも挑戦中!

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    キャンペーン期間は本日5月17日から5月31日まで。期間中、マルイノアニメの公式Twitterアカウントをフォローし指定のツイートをリツイートすると抽選で7人にオリジナルブロマイド6枚セットが当たるそうです。

     

    5月12日放送の「スタートゥインクル☆プリキュア」に人気声優のすみぺこと上坂すみれさんが出演することがわかりました。
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    追加キャスト発表&キャストコメント第6弾! | スター☆トゥインクルプリキュア | 東映アニメーション

    上坂さんが演じるのは、宇宙アイドルのマオ。はたしてどんなキャラなのか、大変気になります。残念ながら、5人目のプリキュアではないようです(この先どうなるのかはわかりませんが)。



    上坂さんといえば「ポプテピピック」でピピ美の声を当ててたことでも知られていますが、「スタプリ」には、上坂さんとのコンビでポプ子を演じたみかこしこと小松未可子さんがキュアセレーネこと香久矢まどか役でレギュラー出演しているのはご存知の通り。そのへんのネタをぶっこんでくるかどうか、最近のプリキュアは油断もすきもあったものではありませんから、最後まで要マークです。


     

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     2期制作の発表にネットでは、「はたらく細胞2期キターーー!!」「やったア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙」「ッシャオラア!!!!!」と興奮気味の声が続出。また、「そのうち映画化もしてほしい」などさらなる展開に期待を寄せる人もいるようです。

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    これは本日3月23日より東京・東京ビッグサイトにて催されている「AnimeJapan 2019」内にて実施されたイベント「ご注文はラジオですか??~WELCOME【う・さ!】AJSP~」で解禁されたもの。「Sing For You」の物語は、音楽会のソロパートにチノが選ばれるところから動き出す。特訓をお願いされたリゼは、チノを人前で歌うことに慣れさせようとカラオケ大会を開催するが、ついついみんなで盛り上がってしまい……。監督は橋本裕之、脚本はふでやすかずゆき、キャラクターデザインは奥田陽介といったこれまでのシリーズと同様のスタッフが参加。アニメーション制作は「ご注文はうさぎですか?? ~Dear My Sister~」と同じくproduction doAが務める。

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    第2期の制作発表に併せ、新作映像を盛り込んだPVも公開。新キャラクターの姿も収められている。放送時期などの詳細は続報を待とう。
    また今秋劇場上映される新作OVA「Re:ゼロから始める異世界生活 氷結の絆」のPV第1弾も同時に公開された。「氷結の絆」はTVアニメ第1期の前日譚となる物語で、エミリアとパックが出会い、ロズワール邸に呼ばれるまでが描かれる。PVでは新作映像が見られるほか、本PVのためのボイスも収録。公式サイトでは上映劇場一覧も明らかにされている。

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    映像は約60秒。2年生になった久美子が、雨宮天演じる久石奏、七瀬彩夏演じる鈴木美玲、久野美咲演じる鈴木さつき、土屋神葉演じる月永求という低音パートに入った個性豊かな1年生を相手に奮闘する様子が描かれる。

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    第1弾は作品の舞台・長野県上田市にて、2018年に行われた「未来のミライ展」の巡回展を開催。今回は「『サマーウォーズ』10周年記念 未来のミライ展~時を越える細田守の世界」と銘打ち、上田市のみの『サマーウォーズ』オリジナル展示などを行う。
    会場は「サントミューゼ 上田市立美術館 企画展示室」。期間は2019年7月6日~9月1日まで。

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    KENNは「元々ゲームも好きですし、こういった世界観の中で演じさせて頂くのを光栄に思います。ヒュアキントスとして【リトル・ルーキー】に会うのが楽しみです」と喜びを浮かべ、逢坂は「早速原作も読ませていただいて、かなりクセのあるキャラクターだったので、プレッシャーは感じますが全力で演じさせていただきますので、よろしくお願いします」とメッセージを寄せた。

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    井中だちまのライトノベルを原作とした「通常攻撃が全体攻撃で二回攻撃のお母さんは好きですか?」は、念願のゲーム世界に転送された高校生・マー君こと大好真人が、息子を溺愛するあまりゲーム世界にまで付いてきた母・真々子と冒険を繰り広げるコメディ作品。大好真々子役は茅野愛衣、大好真人役は石谷春貴が演じる。

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    TBS、BS-TBSにて放送されるアニメ「まちカドまぞく」は、ある日突然魔族の力に目覚めた闇の一族の末裔・吉田優子と、光の一族の末裔である魔法少女・千代田桃を中心としたファンタジーコメディ。監督は「GA 芸術科アートデザインクラス」「斉木楠雄のΨ難」の桜井弘明、シリーズ構成は「五等分の花嫁」「ヒナまつり」の大知慶一郎、キャラクターデザインは「うらら迷路帖」「この美術部には問題がある!」の大塚舞が務め、アニメーション制作は「うらら迷路帖」「キルミーベイベー」のJ.C.STAFFが担当する。

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    これは本日3月23日、東京ビッグサイトにて開催されている「AnimeJapan 2019」内で行われたイベント「ゴブリンスレイヤー AnimeJapanスペシャルステージ」の中で発表されたもの。ステージにはゴブリンスレイヤー役の梅原裕一郎、女神官役の小倉唯、妖精弓手役の東山奈央、受付嬢役の内田真礼が登壇した。併せて同作のティザービジュアルがお披露目に。追加情報は、5月26日に予定されているイベント「GUILD PARTY 2019」にて明らかとなる。

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    ごく平凡なオタク大学生・岩谷尚文は、図書館で出会った1冊の本に導かれ異世界へと召喚されてしまい、剣、槍、弓、盾をまとう四聖勇者の一人“盾の勇者”として、世界に混沌をもたらす災い“波”を振り払う使命が与えられる。
    大冒険に胸を膨らませ、仲間とともに旅立った尚文だったが、出発から数日目にして裏切りに遭い、金も立場もすべて失ってしまう羽目に。他人を信じられなくなった尚文は奴隷の少女・ラフタリアを使役し、波に、世界に、立ち向かおうとするが……。

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    これは本日3月23日より東京・東京ビッグサイトにて催されている「AnimeJapan 2019」にて解禁されたもの。「AnimeJapan 2019」では、会場限定となる比企谷八幡役の江口拓也のコメント動画も上映されている。

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    『荒ぶる季節の乙女どもよ。』は、『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』などで知られる脚本家・岡田麿里が原作を手掛け、『それでも僕は君が好き』の絵本奈央が作画を担当し、「別冊少年マガジン」(講談社)にて連載中の青春群像劇。
    高校の文芸部に所属する女子生徒5人が、部員の一人のある一言をきっかけに“性”に振り回され始める様子を描く。

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    アンナ・フーゴは名門フーゴ家の跡取りとして英才教育を受けてきたお嬢さま、林寧々は小日向満月の妹・希望と同じ中学校に通う少女というキャラクター。日笠は自身の務める役について「初めて見た時、紅く燃え盛るような炎と気高い女王のようなイメージでした。いい意味でそれを裏切る役であり、身を削りながらお芝居しています」と述べ、久保はアニメに対し「1話からお話に引き込まれて、台本を読んでいるだけでもとにかく続きや展開が気になる素敵な作品です」と語った。

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    水瀬いのりコメント
    ソマリはとにかく無邪気で真っ直ぐな子なので演じるたびに心を浄化されています。
    おとうさんとソマリの一見不思議なシルエットがどんどん愛おしくなり、時に胸をキュッっと掴まれるような展開でハッとさせられます。ソマリの持つ魅了を余すことなく演じられるよう頑張ります。



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     また、「BLACKFOX」の設定をベースとした特撮忍者アクション「BLACKFOX:Age of the Ninja」も制作されることになった。「仮面ライダーW」などの坂本浩一さんが監督を務める。

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    「ぼくたちは勉強ができない」は週刊少年ジャンプ(集英社)にて連載中。飛び抜けた才能はないものの、人の何倍も努力して成績上位をキープしている高校生の唯我成幸と、天才美少女ながら苦手教科に関してはとことんポンコツの“できない娘”たちによるラブコメディ。4月6日より順次放送される第1話の先行カットもお披露目されている。

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    KADOKAWAのWebマンガサイト・コミックNewtypeにて連載中の「女子高生の無駄づかい」は、少し残念な女子高生たちの学園コメディ。追加キャストには、染谷リリィ役の佐藤聡美、久条翡翠役のM・A・O、佐渡正敬役の興津和幸が名を連ねた。

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     ◇神谷浩史さんのコメント
     え? 鬼太郎ってテレビで見るものじゃないんですか?と思っていた僕が、まさか新章「地獄の四将編」で参加させていただけることになるとは! とにかくうれしいです! 僕は人間ですが、スタジオにいる妖怪……先輩たちに負けないよう、精いっぱいアフレコさせていただきます!
     ◇HIKAKINさんのコメント
     どうもヒカキンです! このたび私ヒカキン、アニメ「ゲゲゲの鬼太郎」に本人役として出演させていただきました! ヒカキンらしい感じでアフレコできたと思います! 放送日は4月28日。平成最後の放送日とのことです。ぜひご覧ください!

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    歌い終えたあとはプロデューサーの関弘美の進行によりトークを展開。キャスト5名は千葉が「ピーリカピリララ ポポリナペーペルト!」とファンにはおなじみのどれみの呪文を唱えたのを皮切りに、それぞれ演じるキャラクターの呪文とともに挨拶をした。前半では20周年を記念して行われる展開を続々と紹介。まずは短編FLASHアニメ「おジャ魔女どれみ お笑い劇場」第1話がお披露目された。全26話の本作にはどれみたちに加え、「ハナちゃん、マジョリカ、春風ぽっぷも登場します」と関プロデューサー。さらに期間限定ショップ「おジャ魔女どれみSHOPパート3」内で実施されたクラスメイト人気投票で上位3位に選ばれたキャラクターも登場すると言い、併せて人気投票の結果も発表された。3位には小竹哲也、2位には玉木麗香、そして1位には矢田まさるが輝き、松岡は「私たちも投票したんですけど、みんな矢田まさるに入れたんですよ」と明かした。

    2019年もはや1カ月が過ぎ、1月スタートの深夜アニメ各作品もほぼ概要が見えてきた様子。

    最近の作品は、第1話、第2話を見ただけでは評価がし辛いものが多い傾向にあり、早急な判断は危険なのですが(第1話出落ちものも相変わらずあり)、その分、ファンは時間的負担を強いられることにもなるわけです。

    そんな経過を踏まえての、開始1ヶ月後評価というのは一定の意味を見いだせるのではないかと考える次第。

    というわけで、1月スタート作品の中から、「これは最終話まで完走したい(出来るとは言っていない)」と思わせるものをいくつか挙げておきたいと思います。

    まずは、

    「荒野のコトブキ飛行隊」。
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    ご存知、「ガールズ&パンツァー」「SHIROBAKO」など傑作を送り出してきた水島努監督&横手美智子脚本(さらに言えば浜口史郎音楽も)という鉄板コンビの新作とあって、個人的にも今期最も期待していた作品です。一部には「飛行機ものは当たりが少ない」ともいわれるようですが、、、、。
    現状、3話までを視聴した印象は、音響の凄さに尽きます。ガルパンでも、戦車の走行音、発砲音のクオリティの高さが作品全体を引き締める重要ファクターとして作用していました。それを空に置き換え、なおかつブラッシュアップさせた結果が、あの張り裂けるような風切り音や、銃弾が弾き飛ぶ乾いた金属音などにあらわれているというわけですね。

    もうね、あの音を聞いているだけで幸せな気持ちになってしまうのですよ。毎回新たに追加されていく旧国産機ごとの、細かい音の違いがマニア心をくすぐるのです。これがこの作品の8割方の部分を占めていると言っても過言ではありません。
    戦闘場面以外では、ポンポンと小気味よく繰り広げられる会話劇も実に気持ちいい。往年の洋画の吹き替えを再現したようなセンスも肌にあってる気がします。

    気になるのは、3DCGで描かれているメインキャラたちの描写。アゴ周りの影の作り方はどうしても作り物の人形っぽさが出てしまっている点ですかね。まあ、3話まで見てきた時点で慣れと言うか、個人的にはそれほど違和感は覚えなくなりました。無論ここは個人差が大きく出るポイントではあるのですが、回を追って熟成していくのか、期待含みで様子を見ていきたいと思います。
    あと、よくわからないのが作品の世界観ですが、そこはこの作品のキモでもあるのでしょうから、あまり慌てて詮索したり軽はずみな判断はしないほうがいいでしょう。

    続いては、

    「わたしに天使が舞い降りた」。
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    今期、ちょっと寂しさを感じるのは、いわゆる「まんがタイムきらら」系の作品が一切ないせいというのがあるかも知れません。どうやら来期もきらら系新作の予定は確認できておらず、時期が未定な「ゆるキャン△」の2期やつい先日情報解禁になった「まちカドまぞく」までお預けのようです。
    そんなきらら系難民の受け皿と言えそうなのがこの「わた天」です。

    対人恐怖症でちょっとオタクな女子大生が、その妹(小学生)が連れてきたお友だちたちとの、ちょっとやばめなゆるふわ日常系な作品。前期放送の「うちのメイドがうざすぎる」や「となりの吸血鬼さん」に連なる系譜というとわかりやすいかも知れません。
    これについてはあまり細かいことを加える必要はないでしょう。早い話が「小学生は最高だぜ!」な大きなお友達のためのガス抜き装置です。とにかく、主人公のみゃー姉を含め、どのキャラクターもむちゃくちゃかわいく描いているのが本作の全てでありキモです。

    動画工房制作のアニメはホント、安心して見られるなあ、というのが結論です。

    お次は、

    「えんどろ〜!」。
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    こちらも「わた天」と同じく、きらら系難民の心の穴を埋めるゆるふわ系作品です。監督はきらら系アニメの代表格「ゆゆ式」を手がけたかおり、キャラデザは「ゆるゆり」の原作者として知られるなもり。
    同じくなもりがキャラデザを手がけた、前期放送の「RELEASE THE SPYCE」に見た目の感じはにていますが、あちらは結構シリアス含みだったのに対して、こちらは徹頭徹尾ギャグ仕立て。なので最後まで安心して見られるのではないかと思います、たぶん。
    ヒロインのユーシャを筆頭に、冒険パーティを組んでいるメインキャラ5人の性格付けが本作最大のポイントでしょう。異世界を舞台にしつつ、これまできらら系作品で積み上げられてきたキャラ作りの集大成が、この5人にバランスよく振り分けられていると言えばいいでしょうか。親しみやすい上に斜め上を行く彼女たちの自由度が、予測不能なストーリーの源となっているように思えます。

    とはいえ、この作品も「わた天」と同様、難しいことなど考えずに、次々に展開される斜め上を行くストーリーに期待が膨らむアニメとして、お気楽に楽しめばいいかなと思います。


    4つ目は、

    「BanG Dream! 2nd Season」。
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    賛否両論、というかどちらかというと“否”のほうが多かった2017年に放送された第1期とは、まるで別作品のような変化を遂げています。
    制作会社がサンジゲンに代わり、キャラがフルCG化したのも大きい変化ではありますが、むしろ、話が極めてシンプルになったことが最大の変化だと私は感じています。「バンドリ」なんだから、バンドが演奏してなんぼというのがこの作品のキモのハズ。そんな単純なことが、第1期では決定的にかけていたのだと思います(制作サイドの力量の問題なのかわかりませんが)。
    Jumpin'[Blu-ray付生産限定盤]
    Poppin'Party
    ブシロードミュージック
    2019-02-20


    その反省がおそらくあったのでしょう、第1話ではスマホアプリ「バンドリガールズバンドパーティ(ガルパ)」に登場するPoppin’ PartyやRoseliaをはじめ5組のバンドが1曲ずつライブシーンを見せるという豪華な顔見世興行からスタート。第2話以降も最低1曲は必ずライブシーンを入れる構成を踏襲しており、安心して見られる内容に落ち着いた気がします。
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    ブシロードミュージック
    2018-12-12


    特に、5バンドのうち最もフリーダムなハローハッピーワールド!がメインで展開した第4話は、いい意味で全体的にぶっ壊れたジェットコースターストーリーで、ゲームでもライブでも味わえないこのアニメならではの面白みをガッツリ見せてくれた最高傑作でした。

    2期ではこうした各バンドごとの単発ストーリーに加えて、新たなガールズバンドが立ち上がっていく縦軸的ストーリーが作品全般を貫くという工程。この先予定されている第3期で、この新バンドが正式に立ち上がって新たなストーリーを紡いでいくのか?この先の展開が非常に興味深いです。



    早いもので2018年ももうあと数時間を残すばかり。実際、このエントリーを読んでいる方の多くはもう2019年を迎えている可能性が高いと思いますが、せっかくなので、2018年のアニメ総ざらいというか、私がこれは!と強烈なインパクトを覚えかつほぼ最終回まで見切った作品をいくつか挙げてみたいと思います。

    まず、「新幹線変形ロボ シンカリオン」(1月〜放送継続中)。
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    この手のまとめ、ランキングではなかなか上位に上がってこない傾向が強いキッズアニメですが、これと「プリキュア」ばかりは別格だと思います。

    しかも、シリーズ15年の蓄積のもとに現在がある「HUGっとプリキュア」とは違い、今年1月に始まったまったく新規のキッズアニメを一押しするアニメ語りストはそんなに多くないでしょう。

    そんな「シンカリオン」はどこが魅力だったか。それはもう、日本が誇る2大文化「鉄道」と「ロボアニメ」ががっちりコラボされたことに尽きます。

    鉄道とロボットが結びついたアニメは過去にもいくつかありましたが、JRグループという鉄道会社自らが公式認定した作品はなかったはずです。そもそも、安全第一を是とする鉄道会社の車両が、武器を持って戦うというシチュエーションは、どこで大人の横やりが入ってもおかしくない常識破りの設定です。

    それを、主人公の性格や、敵を徹底的に叩くのではないなどのストーリー上の工夫など、いくつもの設定を張り巡らすことで周囲を納得させた。その努力は生半可ではなかったであろうことが作品の節々から伝わってくるのです。

    結果、深夜アニメに慣れている“大きなお友だち”にも見応えがある内容を作り上げることに成功している。夏場にまつり状態に盛り上がった「新世紀エヴァンゲリオン」とのガチなコラボや、メインキャラの一人にボーカロイドの初音ミクを登場させてしまうという力技も、こうした工夫の延長上にあったと言えるでしょう。極めつけは、12月の2週に渡ってやってくれた「クリスマス・エクスプレス」の完全パロディ(JR東海さまさま!)。もう、なんでもありのシンカリオンという呼び方が完全に板に付きましたね。

    そして、「シンカリオン」は2019年も放送継続が決定。「ブラックシンカリオン紅(赤なのか黒なのか)」の登場が示唆されているなど、まだまだ話題はつきそうにありません。


    つづいては、「宇宙よりも遠い場所」(1〜3月)。
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    女子高生4人が南極へ旅をするという、アニメだからこそできる常識破りのストーリー。本来突拍子もない話しのはずが、女子高生なら誰でも抱えているであろうリアルな心理を出発点に、南極という地球の盲点とでも言うべき世界と彼女たちの日常を巧みに絡め、泣き笑いのストーリーを描いていった制作陣には脱帽の一言です。

    特に、南極へ行くメインヒロイン4人のことだけでなく、南極へ向かおうとする主人公を半ば妬みながら眺めていた幼馴染みの友人の心理までも細かく描いていたエピソードは、並の作品ではできない芸当だと思います。あの話があったことで、南極という、まさに宇宙よりもある意味行くのが困難かもしれない場所が、ぐっと近くになったと言っても過言でないように思えます。

    この先10年は語り継がれるであろう、歴史的な一作であることは間違いないでしょう。


    春アニメからは「LOST SONG」(4月〜6月)。
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    今年、アニメ視聴に大きな変化をもたらしたのが、Netflixの存在といえるのではないでしょうか。「DEVILMAN」などオリジナルアニメ作品を徐々に増やし続けてきたNetflixにあって、内容面でいかにもNetflixらしいと感じたのがこの「LOST SONG」です。

    歌を愛する二人のヒロインを軸に動く、一見よくあるような中世色の強い異世界ファンタジーながら、物語中盤で一度世界が滅亡し、次の回ではいきなり高層ビルが乱立する現代のシーンへ転移するという超展開には虚をつかれました。そして、なぜそんな展開になっているかを正確に把握するには、一度第1話に巻き戻って細かい周囲の情報うチェックし、整理する必要にかられることになるという、まるでパズルを解くような仕掛けが施されていたのです。

    これは、ただ毎週ダラダラとストーリーを追いかけてみていればよかったこれまでのアニメの視聴方法とは違う、いつでも過去の回に戻って再確認ができるという、Netflixに代表されるサブスクリプションサービスならではの強みです。こうした仕掛けをやっているのは今の所、残念ながらNetflixだけのようですが、いずれアマゾンプライムビデオでも仕掛けてくる可能性は大いにあります。

    夏アニメからはまず、「はたらく細胞」(7月〜9月)。
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    わかりにくいはずの人間の体の仕組みを擬人化。医学用語など小難しい言い回しはナレーションで処理し、全般的にわかりやすく見せるという方法が見事に成功、夏の覇権作品の一つとなりました。

    赤血球や白血球など各細胞をコミカルなキャラにしたことが高い評価につながっているわけですが、私の見立てでは、能登麻美子さんが淡々と朗らかに語るナレーションも大きなポイントだと思っています。ここでは敢えて難しい言葉を適度に入れることで、作品全体がゆるくなりすぎない引き締め作用をもたらしているように見えるのです。

    医学界の専門家方面からも高い評価を得たのは、がん細胞の成り立ちなどを敢えて難しい言葉も使いながら、視聴者の頭にも入って来やすい仕組みを作ったおかげなのでしょう。

    年末に単発の新作が放送されましたが、是非続編を作って欲しい作品です。


    次は「少女☆歌劇 レヴュースタァライト」(7月〜9月)。
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    「探偵オペラ ミルキィホームズ」や「バンドリ!」など意欲的なメディアミックスコンテンツを送り出してきたブシロードが手がけた、ミュージカルをテーマに展開する新基軸。2017年秋に舞台第1回公演、2018年1月にその再演があり、じわりとファン層を広げての夏アニメは、期待を超える内容となりました。

    アニメの肝である、目まぐるしく大胆に展開するレヴューのシーンは迫力満点。いろいろと突っ込みたくなる視聴者にその余地を与えないほどの力技も潔し。メインキャラ9人の背景が偏りなく細かく描き分けられていた点も好感が持てました。

    夏アニメの台風の目になったと言っていいでしょう。10月末から始まったゲームアプリ「スタリラ」で新たに加わったライバル校のキャラも丁寧に作り込まれており、今後の新作アニメへの展開も大いに期待したいところです。

    そして、終わったばかりの秋開始作品からはまず、「ゾンビランドサガ」(10月〜12月)。
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    季節柄、ハロウィンなどがあるせいなのか、ダーク系によった作品が目立った今秋の作品群の中で、突出してぶっ飛んでいたのがこれでしたね。

    もう、第1話の開始2分で全話視聴を決意してしまいましたよ。そしてその判断は大正解でした。ゾンビものとアイドルアニメの融合という、どう考えても出落ちネタとしか思えないテーマを12週に渡ってこだわり抜いた今季の強さにまず拍手です。

    とりわけ素晴らしかったのが音楽です。第2話での、ヒロイン・さくらと元ヤンキーのサキによるラップの掛け合い、あれでこの作品が単なるギャグアニメでない、これまで見たことない作品へと昇華したように思います。そして第7話の、落雷からPerfumeっぽいテクノ音楽へ転化するアイデアも見事でした。

    最終回のあの終わり方、間違いなく続編は来ますよね。


    そして最後は「SSSS.GURIDMAN」(10月〜12月)。
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    特撮番組がひでり状態だった1990年代前半に円谷プロが制作した「電光超人グリッドマン」が、まさかこんな形でアニメ化されるとは。

    私は年代的にずれてしまうのですが、当時テレビにかじりついてみていた、現在30再前後の世代にとってはやはりたまらない出来事なのでしょうね。

    もはや、それはアニメなのか、それとも特撮なのか、現実なのか空想なのか、などと小さな問題にこだわる時代は終わったのだと、この作品がガーン!と教えてくれたような気がします。

    グリッドマンが装着する、昭和ロボットアニメ感バリバリのメカ群の描写も、一周回ってめちゃめちゃかっこよく見えてくるのも面白い現象でした。

    続編や映画化が今後あるのか、いずれにせよこのまま閉じていいコンテンツではないはずです。


    というわけで、かなり偏った感もあるアニメ総ざらいでしたがお口に合いましたでしょうか?

    それでは皆様、来年も良いお年をお迎えください。

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